【美問鑑賞会】 水の循環

新企画。
「良問」ではなく「美問」
うまく伝わるかどうかわからない(多分伝わらない)のですが、整合性というか、シンプルながら作り込まれているというか、「いい仕事してますね」というか、ある種の「美しさ」を感じる問題を取りあげて、その魅力を味わってきましょう。名付けて【美問鑑賞会】。

第1回は、「天気とその変化」のなかでも、軽く流されてしまう「水の循環」からの出題です。

下図は、水が大気中を循環する様子を模式的に表したものである。
図中の数字は移動する水の量を表している。
3015-1.jpg

図中の数字を用いてXの値を求める式(方程式でもよい)を2通り示し、Xの値を求めなさい。
 (ヒント:2通りの式のどちらで求めてもXの値は同じになるはずですね)



問題自体は、それほど難しいものではありません。
「水の循環」のこの図の基本、陸・海・空(大気)のそれぞれで
入ってくる水の量=出ていく水の量
ということがわかっていれば難なく解ける問題です。



解答
 式 (例)78+8=X  22+78=14+X  
 値  86



Xの値を問うだけでも問題は成立します。でもそれでは面白くない。
78+8=86 と計算しただけでは何の感慨もありませんし。

この問題で注目させようとしているのは
陸・海・空(大気)のそれぞれで 入ってくる水の量=出ていく水の量
というポイントです。

つまり、単にXの値を求めようとして多くの人が計算する
78+8=86は、
海に入ってくる水の量=海から出ていく水の量

ということですが、あえてもう一つ、別の求め方をきくことで、
大気中に入ってくる水の量=大気中から出ていく水の量
にも、すなわち陸・海・空(大気)のそれぞれに注目させ、さらに実際に計算させて
「どっちで計算してもも86だ。 なるほどうまくできてる

さらに聞かれても(出題されても)ないのに
陸地に入ってくる水の量=陸地から出ていく水の量
で、22=14+8 と計算して「おお、たしかに!」と思ったりすれば
もう出題者の術中に落ちているも同然です。

この「(自然は)うまくできてる」「おお、たしかに!」と腑に落ちる感覚。
なんというか「一周して元に戻る」的な「輪になっている」的な美しさを彷彿させます。わかりますかねぇ。

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