果実=食べられる実 ?

今日のご相談は小学校3年生を担当されている先生からです。

「果実」について授業での出来事です。
3年生でヒマワリとホウセンカを育てることになり、植物の育ち方をこれまでの経験を思い出して予想してみました。
すると、
①種→ふたば→大きな葉→花→枯れる→種ができる。
②種→ふたば→大きな葉→花→種ができる→枯れる。 に分かれました。
「実はできないの?」と聞くと、
「2年生の時のトマトは実ができたけれど、1年生の時のアサガオはできなかったから、実はできるのとできないのがあると思う」
「ヒマワリの実なんて聞いたことない」
「先生、ヒマワリは花が咲いた時に真ん中に茶色い種が出てくるんだよ」
小学生は「「実=食べられるもの」」の認識なんですね。

今、すくすくとヒマワリが育っています。タイミングを見て採取・観察します。が、
「果実=食べられる実」の認識をどのように変えていくか、悩みます。



生徒に経験を思い出して予想させてみたり、実はできないかと突っ込みを入れたり、そして生徒の認識と課題点の把握と、しっかりとした授業が展開されていると見受けられます。

だからこそ、そんな先生でも悩む「果実=食べられる実」の認識をどのように変えていくか、なかなか難しそうな問題です。

さて、回答いきましょう。

おっしゃるとおり「果実」って難しいですよね。
理科の授業ではなく、日常で「果実」と言ったら、小学生でなくても「果物」をイメージする人は多そうですよね。当然、食べられますし。生物学的な意味の「果実」も英語にすれば「果物」と同じfruitです。

>「果実=食べられる実」の認識をどのように変えていくか、悩みます。
ってことですが、私だったらどんな風に攻めていくか考えてみました。


まず調べたのが植物ネタで困ったときに何度となく助けてもらった
植物生理学会の「みんなのひろば」。
ありましたありました。「ひまわりの果実

私たちが食する果実は果皮が柔らかく多肉でジューシーですので、こういうタイプの果実を液果とよんでいます。果皮が固く乾燥してしまったものは乾果といいます。ヒマワリやドングリは乾果です。


そっかそっか。「果物」的なものばかりが果実じゃないんだぞ、ヒマワリやドングリだって果実なんだぞ、ってことですね。

でも、これをそのまま子どもに出すのは、子どもの中での「果実」のイメージを先生が無理やり上書きするようなもので、他の方法がないか検討したい。なければしょうがないけど。

でもここはできれば子どものもっている「果実」のイメージを大切にしつつ、「そうか、でもこれも果実だよな」と拡張していきたいところです。

じゃあどうしよう。


ここでふと、ピーナッツや大豆などのマメ類に想いを馳せます。
さやの中に豆がありますよね。小3の子供の実情がわからないのですが。
リンゴやサクランボでは果実の中に種子があることと対応させて、さや=果実、豆=種子 と考えさせられないでしょうか。
それができるとマメ類は果実より種子を食べているね、ともっていけそう。


ダメ押しで、植物で食べられる部分は「果実」以外にもある点に気づかせます。
添付画像のダイコン・ニンジン・カブもありますし、ブロッコリーやカリフラワーは花のつぼみですね。

という感じでいかがでしょう。



おまけ。過去記事から「果実」の画像を拾ってみました。
クチナシの実
2328-0.jpg

ミッキーマウスノキの実
1840-6.jpg

リョウリバナナの実
2476-3.jpg

キミノバンジロウの実
2405-2.jpg

オオナルコユリの実
2486-0.jpg
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