企画展『理化学研究所百年』@科博

理研こと理化学研究所は1917(大正6)年に設立され、今年で100年を迎えます。
そこで国立科学博物館では「理化学研究所百年ーお弁当箱からニホニウムまでー」という企画展をやっていました。

インパクトのある展示物をみていきましょう。

理研ヴィタミン(1924~)

ビタミンA は、鈴木梅太郎研究室の嵩橋寛白が、タラの肝臓 から分離、抽出に世界で初めて成功したものです。ビタミンA は熱や酸素によって壊れやすいため、真空実験に秀でた物理学系研究者の協力を得て、真空中での蒸留方法を開発し、純度の高いビタミンAの作成に成功しました。、’理研ヴィタミン,, は大河内により命名された商品名です。1924年から販売され、 1929年には、 年間研究費の約半分にあたる売上を得て、財団 理研の財政を下支えしました。 (解説パネルより)

2624-8.jpg 2624-9.jpg 2624-0.jpg


アルマイトお弁当箱(販売1926~、登録商標1931)
アルマイトはアルミニウムをシュウ酸(または硫酸)の溶液で電解処理して酸化被膜を厚くして、腐食したりすり減ったりしないようにする表面処理法です。
アルミニウムの三角定規に酸化被膜をつける実験中、誤って不規則に重ねたら、変色したところができてしまいました。ところがそれがどうしても色が落ちない。実はアルミニウムを強くする膜がそこに形成されていたのです…。
アルマイトは「アルミニウム」と「ベークライト」(最初の人工プラスチック)にちなんで理研が命名しました。
2624-5.jpg


仁科型宇宙船計5号機(1935頃製作)
 仁科型電離箱と言われています。中には約50気圧のアルゴンガスがあり、箱の中を宇宙船が通り抜けるとアルゴンが電離します。その電離の増減を記録しています。この5号機は1948~1985年と38年の間連続して観測していました。
2624-2.jpg


理研録音機六十六型試作機(1938頃)

この録音機は、財団理研電気部で製造された「理研録音機六十六型」の 試作機です。日本において戦前に作られた家庭用のグランドタイプの録音機 は大変に希少で、オーディオ史の観点からも貴重な資料と言われています。 本機は、録音・再生だけではなくラジオも聴くことができました。1945 年頃以降、ラジオの放送周波数の割り当てが変更になり、新しい民放局を 受信するためにはチューニング部を改造する必要がありました。そのため、 本機のディスプレイにはいくつか改造された痕跡があり、長年使い続けられ たものであることがうかがい知れます。 理研録音機は、アルマイト加工したアルミ円盤(アルマイト盤)にダイヤモ ンドの針で音を刻み付け、鉄針でなぞった時の振動で記録した音声を再生するしくみで、他の市販品に比べて操作が簡単なこと、音色が良くほぼ肉声に近いことなどの利点が謳われていました。 (解説より)

2624-3.jpg 2624-4.jpg


ペニシリン結晶とその製品化(1948~)
当時、栄養不良により肺炎患者が激増しましたが、ペニシリンはその治療に貢献しました。
2624-6.jpg


ストレプトマイシン結晶とその製品化(1949~)
結核の特効薬として威力を発揮。
2624-7.jpg


株券(1949)
理研の沿革を見ると、株式会社の時代がありました。会社の経営状態がよくないときは給料が現金ではなく株券で支払われたそうです。今日では労基法に触れますが、当時はよかったのですかね。もらった従業員は困りそうですが…。
2624-1.jpg


理研というのは崇高な研究機関というイメージがあったのですが、結構商売っ気あったんだな~と。
関連記事

コメント

Secret

月別・カテゴリー別はこちら

ご来場者数
スポンサードリンク
リンク
キーワードでお探しします
お手紙、待ってます(はぁと)!

名前:
メール:
件名:
本文:



この人とブロともになる

QRコード
人気ブログランキングへ
明日天気にな~れ!

-天気予報コム- -FC2-
今夜の月はどんな月?
CURRENT MOON
RSSリンクの表示