東京農工大学科学博物館 東京農工大学史展示室

明治7年の内務省勧業寮内藤新宿出張所にはじま り、現在の国立大学法人東京 農工大学に至るまでの、歴史を紹介しています。
が、ここでは、貴重な展示品を中心に。

御下賜品 生絲 五種
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御養蚕所の絵
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令旨
大勲位 巧二級 貞愛親王 卒業生に対する激励のお言葉
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皇室と農工大
本学に初めて皇室が行啓されたのは、明治38年(1905)のことです。その後、青山御所内御養蚕所における蚕の飼育の復活を前に、皇太子妃殿下 (貞明皇后)が当時の東京養蚕講習所に行啓され、養蚕や製糸を視察されると共に、飼育に当たって本多所長へのこ下問があリ. 施設の検分と建言を行っています。
このこともあって、本学の生徒数名が宮中御養蚕所で生産された御成繭の一部の繰糸を宮中に赴いて行うようになリました。
また大部分の御成繭は本学内の製糸工場で繰糸され、生糸や真綿などに加工され宮中に納められました。
以後、蚕糸業が国の重要な産業になるに及んで、その奨励のために皇族が度々本学を行啓されるなど、その関係は昭和中期に至るまで続きました。


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玉座
明治41年(1908)6月3日に昭憲皇太后が東京蚕業講習所を行啓された際、休憩室に用意された専用の玉座。背もたれには、桑の葉と蚕の繭をあしらった同所の徽輩デザインが彫刻されている。昭和22年(1947) 皇太后陛下行啓の際、布地の張替とキャスターの取付が行われた。
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花瓶と台座
龍の彫刻が施されている銅製の花瓶。裏側には「明治41年6月3日 皇后陛下行啓記念」と彫られています。 四つ脚の台座は、紫檀で作られ蘭の花と葉が彫刻されています。 その日昭憲皇太后は午後2時から 5時まで東京蚕業講習所た滞在し、所内を詳しく見学されました。
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本多岩次郎
東京蚕業講習所2代目所長
東京高等蚕糸学校初代校長
本多岩次郎は、慶応2年(1866) 豊後(現在の大分県)杵築藩士工藤常英の次男として誕生しまし た。9歳で同藩本多家に養子入りし、以後浅草で育ちます。三菱商業学校・攻玉舎で学び明治16年 (1883) 駒場農学校に入学しました。 明治21年(1888) 卒業と同時に農商務省に技師として入省。明治29年(1896)養蚕講習所の創設とともに伝習部長になりました。明治32年(1889)に、本学同窓会の前身である西ケ原蚕友会が組織される際には、その設立にも尽力しています。
明治36 年(1903) 沢野淳所長の急逝を受け東京蚕業講習所長に就きました。大正3年東京高等蚕糸学校への改称に伴い、本多も引き継いで初代校長に就任します。以後、昭和11年(1936)に逝去するまでの勤続49年間、多くの学生を育成して日本の蚕糸業発展に貢献しました。
また若くして、宮様を総裁に戴く大日本蚕糸会の参事となり、大正 10年(1921) に副会頭に推されて生涯同会の発展に尽くすと共に、皇族との関係も深めていきました。さらに蚕糸業同業組合中央会の副会長や日本蚕糸学会の初代会長などを務め、諸政策の遂行や学術振興にも貢献しました。
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