アルミ箔で銅の廃液処理(後編)

前編からの続き。

召喚したのはこいつです。
共立理化学研究所の分析用試験紙・銅
2338-1.jpg
これがまた、注文してから届くのにやたら時間がかかったんだ。ネットで注文したら、一緒に注文した商品が欠品だったらしく連絡もせず放置され、いつもの学校出入りの業者に頼んで10日かかりました。。。なので前編から間が開いてしまいました。

さて、箱の中身はこんなのが入っています。
2338-2.jpg

その中にはこんな試験紙が。
2338-3.jpg

それを、10%硫酸銅水溶液をアルミ箔処理したもの、塩化銅水溶液をアルミ箔処理したもの。塩化銅水溶液とやってみたところ、
2338-4.jpg

あれれ、全部200mg/L以上の値です。
2338-5.jpg

一般社団法人日本銅センターによると、銅イオンが水道水に溶け込んで青く見えるには、100ppm以上溶け込んだ場合です。ということは、無色に見える処理済廃液は100ppmを切っているはずなんですが…。

そうだ。

色が確認できなくなった水溶液にアンモニア水を滴下し(錯イオンとし),色を確認できるのは,約0.01%までである。


と書いていた論文があったな。

この錯体を作ってみましょう。10%硫酸銅水溶液(左)に濃アンモニア水を加えてみました(右)。テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン[Cu(NH3)4]2+の濃い青色になります。
2338-6.jpg

では、アルミニウム箔で無色になった銅廃液に濃アンモニア水を加えてみると、濃青色が確認できるでしょうか。
それがこの結果です。















2338-7.jpg

あ…アルミニウムイオンが反応して水酸化アルミニウムの白い沈殿ができてる…
Al3++3NH3+3H2O→Al(OH)3↓+3NH4

そっちか…ま、でも、そりゃそうなるわな。。。

ちなみに上澄み液原液(左)と、それを10倍に希釈したもの(右)をまた試験紙で計ってみた。
2338-8.jpg 2338-9.jpg

案外比色って難しいなと。10倍希釈の方は、画像上なら20mg/Lとよめなくもないけど、実物を見ると2mg/Lとも読めたりするので。
買ったばかりの試験紙の信ぴょう性を疑った方がいいのか、それとも論文の信ぴょう性を疑った方がいいのか。はたまた実はアルミニウムイオンが妨害物質だったとかいうオチか。

別の方法で銅イオンの濃度を調べられないでしょうかね。
あるいは逆に100ppmの銅イオン溶液を調整して色がどうなっているか見るか。

とりあえず、せっかく無色になったのにまだ下水に流せないんですが…。
あきらめたわけではないですが、次の一手まではちょっと長考になりそうです。
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