【電流とその利用33】俺たちは電子だ!

タイトルの元ネタ分かった人はどうみても40代以上…

それはさておき、
前回の陰極線ですが、イギリスのJ.J.トムソンは、陰極線について研究した結果、こいつは-極の電子を帯びた小さな粒子の流れだ、ということに気づきました。この粒子は『電子』と呼ばれています。だから『陰極線』は『電子線』ともよばれます。というか、一般的には、むしろ電子線の方がメジャーらしいですが。

2316-1.jpg
なぜかここで箔検電器。

電子の流れる方向は-から+である
という事実がわかったわけですが、
その一方で、私たちはすでに
電流の流れる方向は+から-である。
定義してしまっています。ただ、このシリーズにはそれを書いていなかったorz

さあどうしようか、定義を変えようか、という気もするのですが、そうもいきません。
今まで「右」と言っていたものを明日から「左」と呼び、今まで「左」と言っていたものを明日から「右」と呼ぶことにしたとしたらどうでしょうか。さぞかし大混乱するでしょう。「右」「左」を逆にすることが慣れてきたとしても、古い本などに「右」「左」と書いていたら、逆に考えなくてはなりません。

そんなこんなで、たとえ事実をもってしても、一度決めた定義はひっくり返せなかったのです。

こんなことを考えてみましょう。

ある会社に、社長と専務と部長と課長と係長とヒラがいました。

ある日、社長がいなくなりました。
社長がいないと困るので、専務が社長になりました。

そうすると、この会社には専務がいません。
専務がいないと困るので、部長が専務になりました。

そうすると、この会社には部長がいません。
部長がいないと困るので、課長が部長になりました。

そうすると、この会社には課長がいません。
課長がいないと困るので、係長が課長になりました。

そうすると、この会社には係長がいません。
係長がいないと困るので、ヒラが係長になりました。

そうすると、この会社にはヒラがいません。


この例では、専務も部長も課長も係長もヒラも昇進しました。
ところが、空席の役職はストーリーの展開ともに、下に下にと行っています。

ここで、専務や部長や課長や係長やヒラのような社員を電子、
空席の役職を電流と考えると、電流の正体は電子だけど、その動く方向が逆なのはなんとなく理解できるかと思います。



金属など導体中では、自由に動くことのできる電子(自由電子)があります。電圧が加わると自由電子は、+に向かって流れるのです。

一方、ゴムやガラスのような不導体中では、電子はすべて自由に動くことができません。電圧が加えたところでも、動けません。だから電流が流れないということになるのですね。



【電流とその利用】シリーズがやっと終わりました。第1回が2010年8月24日ですから、足掛け6年の連載です。指導要領が変わる前に完結して本当によかった。


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