国立公文書館 企画展「栄典のあゆみ―勲章と褒章―」前編

国立公文書館の平成28年度 第1回の企画展は、「栄典のあゆみ―勲章と褒章―」。
栄典とは、国家または公共に対する功労や社会の各分野において優れた行いのあった人物を表彰する制度です。本展では、栄典の一つである勲章・褒章をめぐる制度や、そこに関わった人びと、勲章の実物の展示を通じて、明治時代から今日までに至る栄典の歴史を振り返ります。
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ひょっとして、またタヌキとか出てくれないかな~とちょっと期待したのですが、そういうことはそうそう起こらず。

栄典制度の調査 明治4年 公副00574100
明治4年、明治政府は左院に対して栄典制度の導入について審議するよう指示しました。資料は左院によって作成された賞牌と褒牌(現在の勲章と褒章)の図案です。
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栄典制度の建議 太00251100(資料は26/50)
明治6年、左院は、制度の概要、勲章のデザインや着用方法などを示し、制度を活用する組織の必要性を建議しました。資料は、左院の建議書に含まれる賞牌の着用図です。
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勲一等旭日章の図(賞牌・従軍牌図式」明治8年) 記005815100
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従軍牌の図(賞牌・従軍牌図式」明治8年) 記005815100
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一時年金票の雛形
明治時代、日本の勲章制度を検討する際には、各国の勲章制度が参考にされました。各国の制度では、功績により叙勲されたものには年金が支給されている例が多くみられたため、日本でもこれに倣って明治9年「勲等年金令」が定められ、受けた勲章の勲等に従い、年金を支給することにしました。年金等が支給されるものに対しては、証票が発行されました。
※日本国憲法第14条第3項に「栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない」とされ、現在運用されている勲章制度には、年金その他の特典はありません。
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大勲位菊花章頸飾
大勲位菊花章は我が国の最高位の勲章です。頸飾の部分には、この勲章が制定された時の元号である「明」「治」の2文字を古篆字で飾り、菊の花と葉が配されています。
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北里柴三郎の叙勲 明治25年 任A0028810
世界で初めて血清療法を発見した北里柴三郎(1852-1931)は、この功績により、明治25年に勲三等瑞宝章を受章しました。資料はこの時の裁可書です。北里はさらに伝染病研究所長として細菌学や血清療法の研究に尽くし、昭和6年に勲一等旭日大綬章を受章しました。
ちなみに、展示はされていなかったのですが、デジタルアーカイブをみると、渋沢栄一も勲四等瑞宝章の裁可書もありました。
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高山みつ・新島八重ら従軍看護婦の叙勲 明治29年 裁00111100
NHK大河『八重の桜』でおなじみの新島八重(1845-1932)も、明治29年に勲七等宝冠章を授与しています。明治23年に日本赤十字社の正社員となり、日清戦争において広島の陸軍予備病院にて篤志看護婦として従軍したときの功績が認められたものです。
ちなみに、宝冠章はそれまで勲五等まで設けられていたのですが、明治29年に日清戦争で日本赤十字社の従軍看護婦が数多く参加したことから、従軍看護婦をはじめとする功労のあった婦人に授与するためにさらに3級分を追加しました。
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